宣教師と妻と母の3つの帽子をかぶりながら奮闘中の宣教主婦、尾関祐子のブログです。北米での日本人宣教と帰国者のフォローアップの宣教団体、JCFNで働いています。JCFNの詳しい働きについては、www.jcfn.orgへ。


by yukoozeki

宣教報告2014年6月

「たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、私はわざわいを恐れません。あなたが私とともにおられますから。」(詩篇23:4)

♪帰国者ワークブック駐在編♪
 このイースター、私の教会に集われていたご夫婦がそろって洗礼を受けられました。そして、その2日後には、帰国。まさに生まれたての赤ちゃん、洗礼の水が滴るままで、日本に帰られたわけです。
 帰る直前に息子さんに起こった盲腸、そして、帰国後に起こったお嬢さんの帯状疱疹、蕁麻疹、そして、内臓疾患の疑い、等、息をつくまもないようなトラブルの連続の中で、日本の生活に必死に適応していこうとしているご家族の姿を見ながら、「やはり、帰国っていうのは大変なことなんだなあ。特に、小さな子供にとってのストレスはどれほどのものなのだろうか。」と改めて思わされています。

ここ数年、家族持ちの方々との交わりが増え続ける中、このアメリカで救われそして、家族で日本に帰国していく方々との関わりもまた、増えてきています。中には、奥さまだけがクリスチャンになって、日本に帰られる方々ももちろんいます。

 そのような中、今まで留学生向けに作っていた「帰国者ワークブック」ではカバーできないニーズにこたえるべく、「帰国者ワークブック駐在編」に取り組み中です。もちろん、基本的な部分、文化への再適応や、信仰生活に関する部分は変わりません。でも、クリスチャンとしての日本での社会生活や家庭生活、また、教会を建てあげていくことに、よりフォーカスしたワークブックを作っていければ、と願っています。アメリカからだけでなく、広く世界中から帰国する駐在家族たちに対応できるように、北米在住以外の方々のインプットをもらいながら作っています。
 
 このような形で、年齢の幅、また地域の幅を持つミニストリーに関われることを感謝しています。主が知恵を与えてくださり、このプロジェクトを進めていくことができるようにお祈りください。

♪EC14始動♪
a0122207_34139.jpg


早くも年末のイクイッパーカンファレンス
に向けての準備が始まっています。幸いなことに、今年は実行委員長もたてられ、5月末には、初の顔合わせ実行委員会が開かれました。全米各地から実行委員たちが集まり、また、日本とはスカイプでつながり、丸2日間、話し合いのときが持たれました。

私は今年は、去年に引き続いて子どもプログラム、そして、新しい分野としては、英語プログラムと求道者プログラムの3つの分野を担当することになりました。

  特に、求道者プログラムについては、自分自身が、「福音とはなにか?」ということを考えさせられていることもあり、とても面白くなりそうです。福音のプレゼンテーションについて、また、信仰を持つということについて、「福音の再発見」という本を読んで以来、「神の御国を建設する者として、キリストの弟子になる」という視点でとらえなおす必要を感じています。自分自身もプロセスのまっただ中にいますが、クリスチャン、求道者たち両方とともに、福音を考えていきつつ、アウトリーチしていくことのできるこの機会を感謝しています。

 日本から北米への留学生が年々減少し、また、短期化する中で、ECのあり方も少しずつ変わりつつありますが、変わることのない、福音を日本語でしっかり伝え、参加者がキリストの弟子として整えられていく、という使命を果たしていくことができるようにお祈りいただければ幸いです。

 
♪その他祈りの課題♪
1.夏に入り、多くの学生たちが帰国していきます。それぞれが、日本でしっかり教会につながり、帰国後も主にあって成長していくことができるように。彼らを支えるクリスチャンコミュニティが一人一人に与えられるようにお祈りください。
2.主が経済的必要を満たしてくださるように。ここ数か月、感謝なことに特別献金が与えられ、サポートが上がってきています。(91.7%) しかし、依然として、年間を通してのサポートは満たされていません。引き続きお祈りください。
3.事務主事の三木姉が5月31日結婚し、斉藤姉になりました。相手は神学生の方です。夫婦で忠実に主に仕えていくことができるように、また、引き続き姉妹のJCFNでの働きの祝福のためにお祈りください。
4.6月26-28日まで、例年より一か月早く、リーダーシップキャンプWITが行われます。リーダーの育成のため、祝福されたキャンプとなるようにお祈りください。
5.6月14日から1か月半の予定でJCFNにインターンがやってきます。拙宅に滞在予定です。よい学びのとき、交わりのときとなるようにお祈りください。
6.ミニスターとして、妻として、母としての召しを感謝して受け止めつつ忠実に主に従うことができるように。
7.母教会の高槻福音自由教会の祝福のためにお祈りください。
[PR]
# by yukoozeki | 2014-06-27 03:47 | Bi-monthly Report

羽仁もと子さん

CWITから帰ってきてからの1週間、実はムスメ1号のことでいろいろトラブルがあった。

それで、子育てのことをまたいろいろと考えさせられていたのだが、タイムリーにも、シカゴのはちこさんのお宅で羽仁もと子さんの本をお借りしていたので、一気に読んでしまった。

実は恥ずかしながら、今まで羽仁さんの本を読んだことがなかったのですが、一冊読んだ感想としては、「これは、はまりそう~~~~。もっと読んでみたい!!」

もちろん、時代背景とかいろいろ今とは異なることもあるのだけれど、今読んでも全然古くない。
教育「技術」ではなく、クリスチャンとしての信仰を土台とした教育「哲学」が書かれていたので、とってもわかりやすく、心にストン、と落ちてきた。

特に「子供を叱るのとほめるのと」ということについて、「うわべだけでほめても、一時的な効果はあっても、長期的には、技巧的な教育者と軽薄に慢心した子供ができあがるだけ」というくだりがあり、

「うーーん。確かに。」とうならされ、納得させられ。

今どきの子育ての本とかの主流は「とりあえずほめる」っていう感じなので、私もなるべく努力してムスメたちをほめるようにしてきた。

それは全然悪いことではないとは思うし、けなされるよりもほめられるほうが人間すくすくと育つとは今も思う。しかし、今回のムスメの学校でのトラブルなどを見るときに、やはりしっかりとムスメと対決し、諌めたり、諭し教えたり、の部分が欠けていたからなのでは?と思い当たる節があったので、なるほど、子育ては、口先や態度だけの技術ではない、人格対人格の真剣勝負なのだ、と改めて教えられたような気がした。

そして、それは子育てだけでなく、クリスチャンとしてほかの人の成長に関わるときも同じ。
その人が受け入れられていると感じることのできる態度や言葉はある程度技術で身に着けることができる。でも、本気でその人の人格と関わり愛することは、技術だけではできない。

子育てについて、また弟子訓練について、色々と考えさせられる本だった。
読む機会が与えられたことを感謝。
[PR]
# by yukoozeki | 2014-03-05 14:31 | Motherhood

CWIT2014を終えて

 このシカゴでの3日間は私にとってのSabbathだったように思う。

 事前の準備は、色々とDiscouragingなことが起こった。実行委員長を引き受けてくれた人が処々の理由により、実行委員から完全に外れることになり、一旦は企画そのものが白紙に戻ったかのように思われた時もある。もう一度時期をずらしてやろう、と決めた後も、自分自身とても忙しい中で、CWITの準備のために十分に時間が取れたとは言えない。直前になって、もう一人、別の実行委員だった人が愛する家族の病気のため、帰国して参加することができなくなったり、また別の人が同じく家族の事情で日本に3週間帰らなければならなくなったり、またまた別の人が妊娠がわかりつわりで体調が悪くなったり、と思い返せば波乱万丈な準備期間だった。

 シカゴに行く週のはじめに、Emotional Breakdownを経験した。それに気が付いた夫が、自分の行くはずだった修養会に行くのをやめ、子供の面倒を一日見てくれたことにより、静まり、C-WITでする証の準備のための時間を取ることができた。神様との静かな時間の中で心がすーっと主の平安で覆われたような気がした。そこがTurning Pointとなって、それ以降、シカゴへ行く道中で飛行機が数時間遅れた時も、また、C-WITがはじまってからも、終わった後も、すべてが神様の御手の中で守られ、祝福され、感謝と喜びで満ちた旅となった。

 C-WITはリーダーシップ訓練のためのカンファレンスだったが、所謂普通のリーダーシップ訓練会とはまったく違ったものになった。初期の実行委員会のBrainstorming ディスカッションの中で、そもそも、聖書にはリーダーシップそのものについて教えている箇所はあまりなくて、強調されているのは、あくまで「キリストの弟子になること」「イエス様に倣う者となること」だよね、とリーダーシップ訓練を企画しているのに、それを真向から覆すような話し合いがなされ、「じゃあ、何のためにやるの?」と頭がクラクラするようなこともあった。その中から、最終的には「Jesus Style:キリストが自分の内に形作られる」ことを中心に、JCFNの4つのC(Calling, Character, Community, Commission)を軸に、自分の召し、賜物、ビジョンを考え、キリストに似た者と変えられるための修練、それをコミュニティの中でどのように助けあっていくか、ということを学ぶことに落ち着いた。

 はじめは、若いミニストリーのやり方(Know How)を学びたいと思っているリーダーたちが、このような話にあまりピンと来ないのではないか?という不安もあった。しかしそれは杞憂に終わったように思う。セッションの終わりの証会の時間で、一人の兄弟が、「今日は恵みのリーダーシップ訓練会を体験しました。」と言ったとき、参加者たちが自分の力で頑張るのではなく、弱いままで自分を神様に差し出す時に、神様が私たちの内に働き、私たちを作りかえ、そして私たちを用いてほかの人たちのLife Transformationに関わらせてくださる、それこそがJesus Style Leadershipだということを学んでくれたことがわかり、とてもうれしかった。
 
 私自身ももっとUnhurriedになること、聖霊の働くスペースを生活の中で作ることを準備の中で深く教えられた。

 前後のシカゴでの交わりも恵まれた。子育てから一時離れ、ゆっくりとたっぷりとした時間をとることができ、交わりの中で学ぶことができたことを感謝している。自分がProductiveであること、Efficientであることを追求しすぎるがゆえにそれが子育てによってできなくなっていることによるFrustrationを感じる悪循環を持っている、という弱さも、今回のC-WITを通して気づかされた。そこから解放してくださり、重荷の負い方を教えてくださる主に聞きつつ日々歩みたい、日々作り変えてくださる主に期待しつつ歩みたいと思わされている。

最後に、この機会を与えるために、送り出してくれた夫と子供たちにもに心から感謝。

主に栄光をお返ししつつ。

「わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎがきます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」(マタイ11:29-30)
[PR]
# by yukoozeki | 2014-02-25 06:46 | Testimonies

アドベント

ECが待ち遠しい。
10月の第1回目のEC祈祷会が終わった直後から、何かと霊的な攻撃を感じるようになった。一つ一つのことは小さなことだけれど、毎日積み重なっていくと、少しずつ、落胆し、消耗し、疲れてしまう。
11月の第2回目のEC祈祷会の時に、「神様、早く勝利を与えてください。もうこんな戦いは疲れました。」と祈ったのだけれど、その後もやはり攻撃は続いていて今に至る。

今日、はちこさんのブログ で見つけたバイオラの待降節デボーションガイドを開きながら、思った。

あー、私が待っているのは本当はECじゃなくて、イエス様ご自身なんだ、と。イエス様の介入と栄光が現れることを待ち望んでいるのだ、と心から思わされた。
暗闇の中にいるからこそ、光が待ち遠しい。それを経験するために今しんどいところを通っているのかな、と。

後2週間。心も体も整えられ、クリスマスを迎え、ECを迎えることができますように。
もちろんその前にやらなければならないことは山積みだけど。
[PR]
# by yukoozeki | 2013-12-10 13:52 | Daily Ministry
正確に言うと、南カリフォルニア教会連合結成から100周年、ということなのですが。

大会そのものには全部でられず、途中で抜けてしまったものの、お昼の時に同じテーブルで聞いたお二人のご婦人方のお話がとても印象的だったので書き留めておきます。

お一人はたまたま2ヶ月ほどこちらに来られていた方。
牧師家庭で生まれ育ち、お父様が戦時中、アメリカにいる日本人への宣教の為、わざわざ日本から3年間ほど単身でこちらに来られていたことがある、とのこと。

その間、彼女をはじめ、9人(!)のお子さんを抱えたお母様は、広島に残り、子どもを育てながら3年間ご主人の留守を守って牧会されたそうです。

それだけでも、すごい!とびっくりしながら話を聞いていたのですが。

戦争がひどくなり、岡山に疎開した直後に、原爆が落とされ、その教会は跡形もなくなり、教会の方々もほとんど亡くなってしまいました。

その方は当時たった4才だったそうですが、アメリカから帰ってきたお父さまが、焼け跡から取り出された教会の瓦を握りしめながら、ひどく落ち込んでいたことをよく覚えているそうです。

もう一人の方の話は40年近く前に、アメリカにわたった来られた新1世の方の話。
当時、今あるミッションバレーフリーメソジスト教会は、LAフリーメソジスト教会、という名で、LAダウンタウンにあったのだ、と。

日系1世のおばあちゃまたちが、近くの青果市場に野菜を売りに行き、ほそぼそと生計を立てつつ教会を支えていて、毎週のように手作りのクッキーを焼いて、彼女と子どもたちにくださったのよ、と話してくれました。

でも、ある時その教会は火災事故で全焼。

そこでへこたれないのが日系1世クリスチャンたち。(すごい)当時少しずつ開け始めてきた、サンガブリエルに土地を移して、教会をもう一度立て直したのだそうです。

「でも、いい決断だったと思うわ。その頃からどんどん豊かになっていった日系人2世たちはダウンタウンを離れて、アルハンブラとか、モントレーパークに移っていったからね。」

「え?そうなんですか?でも、今ミッションバレー教会の周りはまるで中国みたいになってますよね。」

「そうね、でもその当時は白人がとても多い土地だったのよ。....」

へ~~~~~。

いやいや、彼女たちの口からでてくる言葉はそのまま、まさしく南カリフォルニアの宣教の歴史絵巻のようでした。

留学生として最初日本からこちらに来た時には何も知らなかったアメリカにおける日系人の歴史ですが、図らずも17年もアメリカで生活し、子どもを生み育てながら、移民1世としてのアイデンティティが少しずつ培われてきている今だから、こういう話に興味を惹かれるようになったのかもしれません。

ちなみに、今日の大会で賛美リードをしてくれたNくんは、お父様が昔LAに留学中クリスチャンになったそうです。彼はその信仰を継承し、今アメリカで生活しながら、日本人教会に仕えています。

そして、今回の大会の会場となった教会は、かつては日本人教会だったけれど、時代と共に、「日系人」へのこだわりを捨て、アジア系アメリカ人宣教へと大きく舵を切り直して大成功した大きな教会。

100年、とひとくくりにしつつも、そこに関わる色んな人達がいたんだなあと。
先駆者として、出て行った1世たち、戦争でアイデンティティを問われた2世たち、彼らのために海をわたって日本からはるばる宣教に出かけていった牧師たち、私たちのように、すでに社会でのステイタスが確立されてからその恩恵に預かっている新1世、そして留学生たち....。

いろんな人達がそれぞれに神様の前に召された場所で、大きくても小さくてもその宣教の働きを担っていたのだ、と改めて思わされました。

今、在米留学生の数はピーク時の半数、駐在の数も減りつつある中、それでもここに置かれ、特に日本人がたくさんいるオレンジカウンティのアーバインのすぐ近くに住んでいて、アメリカで救われ、日本に帰国する人たちを対象にしたミニストリーをしている、という今の自分の状況の中でなすべきことはなんだろう。

歴史を少し知り、今の自分の立場となすべきことを考える事のできた、貴重な一時に感謝。
[PR]
# by yukoozeki | 2013-11-03 13:47 | Daily Ministry